言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999/10 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本の経済安全保障を求めて-1970年代における経団連の対中国資源外交-
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『研究論集』 |
出版社・発行元 | 宇都宮大学国際学部 |
巻・号・頁 | (8),67-116頁 |
概要 | 本論文は1970年代の日本の対中経済外交の詳細を初めて系統的に分析したものである。ここでは、第一次オイル・ショック前後の日中両国の経済関係においては、日本の一次エネルギー供給源の多様化という戦略から、資源輸入を中心とした経済外交が、必然的にその中心とならざるをえなかったとして、石油・石炭貿易及び渤海・南海油田の共同開発に至る経団連の動きを跡付ける。こうした経団連の対中資源外交を日本の経済安全保障の一環として理解し、民間の経済活動がこの点で政府の戦略と一致していたとする著者の視点は、1970年代の日中間の政治経済関係を考える上で、従来研究されることの少なかった有意義な視点といえる。 |
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