言語種別 日本語
発行・発表の年月 1985/10
形態種別 著書
標題 間違いだらけの老人像
執筆形態 共著
出版社・発行元 川島書店
巻・号・頁 116-129,130-137,151-159,151-167頁
著者・共著者 共著者:柴田 博、芳賀 博、古谷野 亘、長田久雄
概要 高齢者および老年期における、医学、社会学、心理学領域に関する老年学研究の成果を述べた。
(B6判変形 全193頁)
本人担当部分:全体の構成を共同で担当。「9老人になれば必ずボケるか」(116頁~129頁)、「10老人は愚痴っぽくてガンコか」(130頁~137頁)、「12老人は孤独か」(151頁~159頁)、「13老人の性」(151頁~167頁)を単著。
「9老人になれば必ずボケるか」においては、社会問題となっている老人性痴呆に関して、知能の加齢変化、脳の老化、老人性痴呆の概念、評価法、実態、特徴、原因と対策に関して述べた。「10老人は愚痴っぽくてガンコか」においては、いわゆる老人の性格として信じられている特徴について紹介し、実証的研究例を挙げて、このような特徴が必ずしも明確な根拠の無いものであることを指摘した。「12老人は孤独か」においては、多くの老人が孤独であるという紋切り型な捉え方を、高齢者の孤独に関する調査結果等を紹介しつつ批判的に検討した。「13老人の性」においては、高齢者の性に対する偏見を指摘するとともに、高齢者の性的能力、性的欲求の実態、高齢者の性の効用に関して述べた。