言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/01 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 地域包括支援センターにおける認知症高齢者と介護家族へのアウトリーチ機能の検討
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執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本認知症ケア学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 14(4),780-791頁 |
総ページ数 | null |
概要 | 本研究では,地域包括支援センターにおける認知症高齢者と介護家族を対象としたアウトリーチによる事態好転の経験と役割・条件の機能を検討した.全国の地域包括支援センターを対象に質問紙調査を実施した.その結果,有効回答が得られた845名を分析対象とした.アウトリーチによって事態好転の経験内容を明らかにし,アウトリーチの役割と充足する必要がある条件の内的構造を因子分析により検討した.役割因子は「介入法の決定と効果評価」と「援助活用を動機づける支援」の2因子,条件因子は1因子が抽出された.アウトリーチの事態好転項目を目的変数,役割・条件の各因子得点を説明変数として判別分析を行った結果,判別力がやや弱いものの,役割因子の2因子が認知症高齢者と介護家族に特化した認知症ケアの事態好転の経験項目に寄与することが示唆された.これらのことは,地域包括支援センター特有のアウトリーチ機能であることを考察した. |
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