| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 1995/03 |
| 形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
| 標題 | ルース・ベネディクト二つの世界-『菊と刀』再考
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| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 『国際学レヴュー』 (『Obirin Review of International Studies』) |
| 出版社・発行元 | 桜美林大学 |
| 巻・号・頁 | (7),91-108頁 |
| 概要 | この研究論文では『菊と刀』にベネディクト個人の人生がいかに映し出されているのかを考察した。つまり、ベネディクトが日本社会を描くのに用いたアポロ型、ディオニソス型の二元的な世界観は、彼女の個人的な体験(父の死)により『菊と刀』の執筆を始める以前から彼女の心の中に存在していたのである。戦争という特異な状況下において、この個人的体験はベネディクトの日本社会研究に投影されることとなる。この研究論文は他の文化を研究する上でいかに個人的な主観を排除するのが困難であるかを示し、また自分がどのような視点から物事を見ているのかを認識することでより客観的な文化の理解が可能になると述べている。
B4判 |
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