言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 戦後の貧困家庭における子どもへの援助に関する研究
―蟻の街のマリア北原怜子の記録から―
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 桜美林大学心理・教育学研究 |
出版社・発行元 | 桜美林大学 |
巻・号・頁 | (3),49-67頁 |
概要 | 戦後の混乱期、経済困難者の子ども達へ心を込めた養護や教育の援助を行なったことで知られている「北原怜子(さとこ)」について、保育的観点からその手法と功績を分析し、明確化した。調査の手法は生存している北原の親族へのヒアリング調査と文献調査である。調査の過程において、彼女が活動場所としたバタ屋部落「蟻の街」についてもその歴史・思想的背景も押さえ、北原に大きな影響を与えた家族についてもそのありかたを考察した。調査結果から、北原の保育の特徴として10項目が挙げられた。その特徴から、彼女の子どもへの寄り添いの思想に、一貫して「相手に常に主体をおく」という傾向が見られることを指摘した。 |
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