言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/02 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 気づきの「意外性」に関する一考察―実習生の回顧による自己認識の変化の調査より―
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 桜美林大学心理・教育学研究 |
出版社・発行元 | 桜美林大学 |
巻・号・頁 | (2),43-58頁 |
概要 | 筆者は実習生が実習を回顧したとき、自身の「気づき」がどのような様相を呈すかを調べ、自らの保育者像形成への影響を考察した。どのように人は「気づき」を得るのであろうか。Weick は「センスメーキング(行動への意味づけ)・プロセス」はアイデンティティ感覚を持ちたいと願う個々人の欲求から生じると述べている。また、M.Louisが「驚き」が「センスメーキング」の引き金となると述べていることから、筆者はアイデンティティ構築において、「意外性のある気づき」に着目し、実習後に実習生への意識調査を行なった。その結果、他の気づきに比べて、「意外性のある気づき」の多くが肯定的な内容であることが判明し、実習から得たセンスメーキングには、経験から納得して導かれた保育の知恵=「暗黙知」(Polanyi)が含まれていることを指摘した。 |
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