言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/05 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 経営学を学ぶということ
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | テキスト現代経営入門 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中央経済社 |
総ページ数 | 280 |
担当範囲 | 251-256 |
概要 | 実践者の言葉で綴られた実践の理論は「持論」(金井,2005)と呼ばれる。普遍的に通用する部分もあれば、特有・固有の部分もある。それに対して経営学の理論は、多くの企業に普遍的に応用できるような一般的な法則である。理論的仮説が多くの企業に当てはまるかの検証から生まれたアカデミックな研究成果は、ある概念の群および概念と概念の関係に関する言説として示される(藤本,2005)。
個別の事情の特殊性に囚われすぎることによる思考停止を回避すべく、抽象度を高めてものごとを捉える方法、一般性の高いレベルに立ってものごとを認識していく方法が概念化にほかならない(苅谷,2002)。この概念化が最上階層の管理職になるほど重要になるとされるコンセプチュアル・スキル(Katz,1955)の開発に有効であるにちがいない。 |
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