言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1988/01 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | 京都学派と十五年戦争
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 季刊『クリティーク』 |
出版社・発行元 | 青弓社 |
巻・号・頁 | (10),47-59頁 |
概要 | 本稿は、京都学派右派の「世界史の哲学」の限界と京都学派左派の意義を近代日本思想史の見地から確定しようとした論考である。具体的には、十五年戦争下の戦前の日本で展開された「世界史グループ」の「近代の超克」論に注目して、そこに西田哲学の絶対無を拠り所とする言説を見極めながら、天皇制ファシズムに抵抗しえない思想性を同一性への意志として見極めた上で、梯明秀、三木清、戸坂潤をはじめとする京都学派左派の思想性に同一性への意志にどこまでも抵抗しようとする異質性の哲学原理を今日的な問題関心から再評価しようと試みたものである。 A5判 |
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