言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 介護家族の「痴呆症」受容過程とソーシャルワーク機能
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『東洋大学大学院紀要』 |
巻・号・頁 | (41) |
概要 | 平成17年3月予定 介護保険制度が施行された4年が経過しても、痴呆性高齢者の介護家族の介護負担は軽減していないと考えられる。その背景のひとつに介護家族の「痴呆症」受容が適切でないと、介護困難に陥るものと先行文献にて説明した。特に軽度痴呆性高齢者の場合は、介護家族がその症状を痴呆か否かで精神的な負担が大きいといわれる。筆者は、特に軽度痴呆性高齢者を介護する家族の「痴呆症」の認知・受容を促進し介護困難状況に陥ることを回避する支援機能をソーシャルワーカーに求め、その実態を明らかにすることを目的とした。在宅介護支援センターのソーシャルワーカーと現在痴呆性高齢者を介護している介護者に半構造化インタビューを行った。結果をマトリックス化して表し、痴呆性高齢者の介護家族がたどる心理的ステップや、介護家族が「対応」すべき内容などの先行文献にて検討を加え、ソーシャルワーカーが介護者への関わりにおいて、介護負担を建言する様々なコーディネートや情緒的サポートを実施し、介護者はソーシャルワーカーに相談することで介護負担軽減を図っている状況を明らかにした。 |
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