言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2006/07 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | The Blood Image in the Poems of W.B.Yeats
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『紀要・第25周年記念号』 |
出版社・発行元 | 日本英語教育英学会 |
巻・号・頁 | pp.117-124 |
概要 | 詩集『螺旋階段とその他』が書かれた時期に、Yeatsは人生の危機的状況にあった。肺うっ血、肺出血、マルタ熱に加え、尊敬する政治家ケヴィン・オゥヒギンズの暗殺、レイディ・グレゴリーのクール荘園強制買収といった出来事が重なり、全体に死の影がつきまとう。そこに浮かび上がるのは、死と再生の円環から抜け出て超自然の芸術品となり心の安らぎを得たいという気持ちと、血と泥にまみれて何度でも人生をやり直そうじゃないかという意気込みのあいだで揺れ動く詩人の姿である。そういったYeatsの心の葛藤を示した詩から始め、「血」による再生を謳った作品群に注目し、彼の一大哲学書といわれるA Vision に記される広大な歴史観(歴史は繰り返す)にいたるまでを考察した。 |
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