言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/02 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | リレー討論「いま、女性史に問われているもの」第10回 女性史は人を救うか―パンデミックの時代に考える―
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『女性とジェンダーの歴史』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (10),44-46頁 |
概要 | 新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、ジェンダー・ギャップは一世代分後退したという。一方、イギリス
ではNHS(国民保健サービス)が全国7か所に開設した新型コロナウイルス患者専用の「ナイティンゲール病院」がパンデミック下の国民を鼓舞した。イギリス王立看護師会の会長は、病院に「ナイティンゲール」と名づけることで喚起されるランプの貴婦人のイメージは安全、安心のシンボルであり、「怯えているイギリス国民にとってナイティンゲールが何を象徴しているかについての集団的記憶や、看護師たちが示す勇気や、自分のために誰かがそこにいてくれるのだという事実を思い起こさせる」と語った。2020 年はちょうどフロレンス・ナイティンゲールの生誕200 周年でもあり、ロンドンのナイティンゲール博物館ではオンラインで200 周年展が開催された。日本では「ナイチンゲール生誕200 周年記念出版」として、日本看護協会出版会が2020 年から「ナイチンゲールの越境」シリーズや「ナイチンゲール・クラシックス」シリーズを刊行している。こうした企画に多様な分野の専門家が参加したことは、ナイティンゲールの仕事を顕彰する上でもパンデミックによって変化する社会で今後の指針を探る上でも、広く対話や思考を促す契機となった。 |
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