言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | Flower 姉妹のカリスマはいかに語られたか--Harriet Martineau の「伝記的素描」と初期のフィクション作品--
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『桜美林大学研究紀要 人文学研究』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 3,50-62頁 |
総ページ数 | 12 |
概要 | 現在では歴史に埋もれてほぼ忘れ去られた存在となっているEliza Flower (1803-46)とSarah Flower (1805-48)は、1830年代から40年代のイギリスの急進的知識人サークルにおいて、類いまれな魅力と才能で人々を惹きつけ、J.S. Mill (1806-73)やRobert Browning (1812-89)など、後世に名を残す思想家や芸術家に強い印象と影響を与えた。ヴィクトリア朝を代表する文筆家Harriet Martineau (1802-1876)も若き日に彼女たちと親交を結び、彼女たちをモデルにしたヒロイン姉妹を初期の二つのフィクション作品に登場させている。これらの作品からは、彼女たちのカリスマの性質と由来をうかがい知ることができるとともに、後年のマーティノーがDaily Newsの「故人略伝」を執筆した際の方針や信念に通底する人間観や道徳意識を読み取ることができる。 |
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