言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | Harriet Martineauの修行時代:1820年代における模索
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 桜美林大学研究紀要『人文研究』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 桜美林大学 |
巻・号・頁 | 1(2),264-270頁 |
概要 | イギリスのヴィクトリア朝を代表する文筆家Harriet Martineau (1802-76)について、その実質的なデビュー作かつ空前のベストセラーIllustrations of Political Economy(『経済学例解』1832-34)に先立つ時期に焦点をあてて、この時期のマーティノーがどのように自らの方向性を模索していたのかを、特に物語(tale)や小説(novel)の執筆の試みについて検証し考察した。廉価版小冊子用の物語執筆における自己評価や初の小説執筆の試みの挫折は、マーティノーに小説家としてのキャリアを断念させた一因と思われる一方、彼女のフィクションの特質に対する洞察は鋭く的確であり、その特質を生かすべく、周囲の反対を押し切って敢えてフィクション形式で書かれた『経済学例解』の成功につながったと考えられる。 |
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