言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | 立地選択における相互依存的行動~日系自動車部品メーカーの対中進出~
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執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 上智大学経済学部 |
巻・号・頁 | (J15-1) |
著者・共著者 | @竹之内秀行・齋藤泰浩
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概要 | 企業行動がクラスター化するという興味深い現象がなぜ起きるのか。これは国際ビジネス研究でも関心を集めてきたテーマの1つである。本研究では、日系自動車部品メーカーの対中投資を対象にした実証研究を行い、さまざまな属性を持つ他社の過去の立地選択行動が焦点企業の立地選択にどのような影響を及ぼすのか検討した。1989年から2005年までの期間に対中投資を行った104社をサンプルとした条件付きロジット分析から明らかになった主な点は以下の通りである。
・日系および第三国の完成車メーカーの進出も影響を及ぼしていた。
・本国の同業他社が進出している地域ほど立地先として選択されるものの、過度に進出が進むと選択されなくなる傾向があった。
・取引先を共有する同業他社が集積する地域の方が選択される傾向があった。
・取引先を共有していても部品カテゴリーの異同によって影響が異なっていた。部品カテゴリーが同じ場合はマイナス、異なる場合はプラスの影響を及ぼしており、直接的な競合企業との競争は避けていた。 |
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