言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1987/10 |
形態種別 | その他 |
標題 | 野性の理性を聴く
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 季刊『クリティーク』 |
出版社・発行元 | 青弓社 |
巻・号・頁 | (9),174-177頁 |
概要 | 本書評はピエール・クラストル『国家に 抗する社会』を批評したものである。具体的には、「国家と歴史を持つ社会」の同一性への意志にではなく、「国家と歴史を持たない社会」を維持してきたトゥピ-グアラニ族のような熱帯雨林諸部族の非同一性への意志に注目するクラストルの言説を歴史的理性批判の見地から批評したものである。また、クラストルの議論を推し進めて、荒ぶる自然史的力に対する社会の生存への戦略は二者択一的であつこと、さらにその生存への戦略のあり方は当該社会の権力構造の種差を根源的に規定するものである点などが指摘されている。 A5判 |
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