言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/02 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 地域在住高齢者の入浴時の循環動態反応 —浸漬方法・温度の違いから—
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執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本温泉気候物理医学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 83(2),54-62頁 |
著者・共著者 | 鈴木 知明, 渡辺 修一郎
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概要 | 全身浴と半身浴後の全身浴の循環動態に及ぼす影響の相違を明らかにすることを目的とした.
健常高齢男性10名(70.3±4.0歳)に対し,6分間の全身浴と3分間の半身浴後に3分の全身浴の2パターンの浸漬方法で,湯温39℃と41℃の場合の入浴を実施した.収縮期血圧(SBP),拡張期血圧(DBP),脈拍,酸素飽和度,前額皮膚温を,着衣安静坐位時,入浴後1分以内,2分後,3分後,5分後,出浴直後,安静坐位5分後に計測した.SBPは段階的浸漬の有無にかかわらず温度の影響が大きく,41℃では出浴直後に20mmHg以上低下しており起立性低血圧と同様の病態が生じていると考えられた.DBPも41℃において全身浴のみの入浴後10mmHg以上の低下がみられた.一方,半身浴後の全身浴では41℃においてもDBPの低下は10mmHg未満になっていることから,41℃の場合は先に半身浴をした方が急激な低下を抑制すると考えられた. |
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