言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | フィリピン人看護師の英国における就労体験と主観的ウェルビーイング:仕事と生活に着目して
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 桜美林大学研究紀要人文学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 桜美林大学 |
巻・号・頁 | 2 |
著者・共著者 | 浅井亜紀子
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概要 | 本研究は、英国に渡ったフィリピン人看護師の現地での仕事と生活において主観的ウェルビーイング(Subjective well-being, SWB)をどう感じるかを半構造化面接により検討した。その結果、フィリピン人看護師は、渡英後に課せられる看護実践能力試験への不安が強かった。職場では英国英語や看護手順に慣れるストレスにSWBを低める一方、給与や看護職の専門性やキャリア発展可能性に満足を感じSWBを高めた。患者・同僚からの人種差別的態度はSWBを低めた。生活では仕事と余暇のバランスや教育・医療の充実、母国への送金の喜びが強かったが、家族から離れる寂しさ、母国の医療の質への不満があった。SWBの概念についての理論的示唆と、日本での外国人受け入れへの示唆について述べた。 |
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