言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/01 |
形態種別 | 著書 |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 藤田和子編『モンスーン・アジアの水と社会環境』
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執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 世界思想社(京都) |
巻・号・頁 | 182-209頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 編者:藤田和子
共著者:後藤章、石澤良昭、藤田和子、内山雅生、水谷正一、李恩民、磯谷玲、鈴木研二、陳菁
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概要 | 21世紀は「水の世紀」と言われる。本書は「水」をキーワードとする学際的地域研究への新たな課題提起をなしえたものである。日本・中国・カンボジア・ベトナム各地の多様で豊かな地域性を支える水資源開発・水管理システムを分析し、Wittfogel, K. A.の言う「東洋的社会」=「水利社会(水力社会)」において水と社会環境の過去・現在・未来を考察した。
A5判 全266頁
本人担当部分:第7章「南水北調」をめぐる開発と環境(182頁~209頁)を単著。
「南水北調」は中国南部長江水系から巨大な用水路で乾燥地帯の中国北部に送水するという大ナショナルプロジェクトである。ここでは、社会学と政治学の視点から、同プロジェクトの必要性とともに環境や社会生活への影響を論じている。華北生まれ、幼時にもらい水をした経験をもつ筆者は概ねその企画と実施を支持しつつ、「自然改造」から「自然共生」への転換と水管理の改革を説いている。 |
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