言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 公開シンポジウム「EPAインドネシア人看護師・介護福祉士の日本体験:10年のあゆみ」の実践とその学び
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 異文化コミュニケーション |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 異文化コミュニケーション学会 |
巻・号・頁 | 24,83-95頁 |
著者・共著者 | ◎浅井亜紀子
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概要 | 本稿は、浅井と箕浦の共著『EPAインドネシア人看護師・介護福祉士の日本体
験』についてのシンポジウムにおいて、当事者による発表と著者への異なる学問
領域の専門家からの批判より、著者が得た学びの実践報告である。シンポジウム
第1 部では、研究対象者の3 人が登壇し日本体験を語った。当事者の語りは、聴
衆だけでなく研究者の当事者への理解を深める機会となる。第2 部では、文化心
理学(主催者)、保健医療社会学、国際関係・政治学の3 つの学問的アプローチに
よる発表と文化人類学、コミュニケーション学を専門とする指定討論2 人の発表
があった。多面的な学びは、対象者についての気づきを深め、方法論の特徴や限
界を相対化するのに役立つ。これらの学びは「対話的シングルケース」という一
つの事象に対する異なる視点からの自己と他者の理解を深める場であると考察さ
れた。シンポジウムの企画の際には、研究対象者の代表性と多様性を確保した登
壇者の選抜、対象者の発表内容と表現の入念な準備、同事象を研究する異なる学
問領域の研究者の選定と十分な連絡が必要である。 |
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