言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | S.ルークスにおける人権擁護論と道徳性の位相――オックスフォード・アムネスティ講義を中心にして
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『法学新報(池庄司敬信先生古希記念論文集)』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中央大学法学会中央大学出版部 |
巻・号・頁 | 107(3,4),355-404頁 |
概要 | 本稿は、S.ルークスがアムネスティ講義で試みた思考実験を内在的に跡づけつつ、人権を擁護しない思想様式と擁護する思考様式が私たち人間にいかなる事態をもたらすのかが明らかにされる。次いで、ルークスの著作Moral Conflict and Politics 1991を手がかりに、現代の欧米にみられる道徳哲学の新たな展開をも視野に入れて考察しつつ、いかなる社会においても出来する、完全には克服できない希少性、不確実性、多元性などへの対抗装置として、正義、公正、権利と責務からなる「法の道徳性」、つまり「狭義の道徳性」が構想され、不可避的に必要とされることの社会存在論的意義が明らかにされる。
B6判 |
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