言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 中国語数量表現前置構文の意味機能
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執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東方書店 |
総ページ数 | 247 |
概要 | 本書は、中国語の数量表現が動詞の前(文頭)に現れる構文――数量表現前置構文――の意味機能について考察を行うものである。中国語では、数量表現は通常動詞の後に現れ、動詞の前、即ち主語や連用修飾語として用いられる際には一定の制約を受ける。本論文は四つの数量表現前置構文を取り上げ、それぞれが受ける文法的制約を探り、さらに構文機能の観点からそのような制約が生まれる要因を考察した。序章では、考察対象、取り上げる問題点、本書の考え方・主張の概略などを述べた。第1部では、中国語の数量表現は、文頭に置かれる際に弱い主語・主題性を示すことを明らかにした。第2部は数量表現の役割を構文機能の面から解釈することを試みた。終章では、文の機能という観点から数量表現前置構文の全般的特徴を考察し、数量表現前置構文が事態発生の報告には不向きであり、いずれも描写・説明の機能を持つということを明らかにした。 |
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