言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/02 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 近世公家の家内式目と家臣統制―清華家・今出川家を中心に―
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 東京家政大学人間文化研究所研究紀要 |
出版社・発行元 | 東京家政大学人間文化研究所 |
巻・号・頁 | (4) |
概要 | P.26~34。本稿は、専修大学図書館所蔵『菊亭文庫』の、「家内式目」という史料を考察したものである。これは近世公家の今出川家が家臣に対する仕来りの規定を整序し、家法としてまとめたものと考えられる。このような体系的な「家内式目」というものが、未だ類例のないものであり、その研究蓄積が乏しいことから、本稿では、この「当家式目」に着目し、近世公家の家臣統制の内容について分析を行い、諸大夫・家礼之諸大夫・侍・用人・近習・外様または表者といった階層によって構成された、今出川家の家臣編成とその役儀の内容等を明らかにしている。また、今出川家の「当家式目」と、近世の朝廷・公家に出された法度との関係についても考察を加えて、近世初期以来の幕府の法度のほか、天皇の代替わりごとに出された禁中壁書の影響がみられること明らかにし、その位置づけについて言及を行った。 |
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