言語種別 日本語
発行・発表の年月 1998/11
形態種別 翻訳
標題 J.ロールズ・他
『人権について』
執筆形態 共著
出版社・発行元 みすず書房
巻・号・頁 全304頁
著者・共著者 共訳者:中島吉弘、松田まゆみ
概要 本書は、Stephen Shute and Susan Hurley, Editors, On Human Rights の全訳である。また本書は、1993年度のThe Oxford Amnesty Lectures(Steven Lukes, John Rawls, Catharine Mackinnon, Richard Rorty, Jean-Francois Lyotard, Agnes Heller, Jon Elster)を編集刊行したものの翻訳である。本書は、スティーブン・シュート/スーザン・ハーリー「序文」、S.ルークス「人権をめぐる五つの寓話」、J.ロールズ「万民の法」、C.マッキノン「戦時の犯罪 平時の犯罪」、R.ローティ「人権、理性、感情」、J-F.リオタール「他者の権利」、A.ヘラー「自然法の限界と邪悪のパラドックス」、J.エルスター「多数決原理と個人の権利」から構成される。なお、本書は、共訳者の松田まゆみ桜美林大学元教授との協働作業として行われたが、企画の段階から原文のすべての翻訳・訳文の調整、訳注(p.295~p.299)、訳者解説(p.301~p.304)は、概ね中島が担当・作成した。本書は『哲学・思想事典』(岩波書店)や『現代倫理学事典』(弘文堂)をはじめ、多くの著書・論文において引用され、かつ人権論の基本文献として数えられている。
B6判