言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | TOTO:イノベーションの組み合わせが競争優位性を創りだす
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執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 化学経済 |
出版社・発行元 | 化学工業日報社 |
巻・号・頁 | 59(5),68-75頁 |
著者・共著者 | @齋藤泰浩・髙井透
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概要 | トイレ業界をリードしてきたTOTOの事例から、成熟市場における業界リーダーの技術戦略およびマーケティング戦略の在り方について検討した。
・製品と開発組織の適合
トイレのようなインテグラル型商品の開発には緊密な相互連携や濃密なコミュニケーションが必要となる 傾向があるが、TOTOでは洗浄システムチームやプロジェクト組織といった仕組みを構築していた。また 部門間の異なるメンタルモデルを超える高い目標の設定が組織を1つの方向に向ける働きをしていた。
・コモディティー化への対応
機能志向と感性志向の同時極大化がコモディティー化から脱却の有効な方法である。
・競争を新製品開発の梃子にする
INAXとの競争関係はTOTOの競争地位を脅かす反面、TOTOに緊張感を生み出し、技術を高めるモチベー ションを高めている。競争関係を技術開発の推進力にできるTOTOの組織能力が学ぶべきポイントである。 |
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