言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1987/03 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | 梯明秀の労働疎外論について
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『中央大学大学院研究年報』 |
出版社・発行元 | 文学研究科篇 |
巻・号・頁 | Ⅳ(16),155-166頁 |
概要 | 本稿は戦時下の抵抗の中で執筆され戦後に刊行された『資本論の弁証法的根拠』に収録された梯の論文「資本発生の弁証法」に展開される人間労働の疎外の存在論的解明を試みたものである。言い換えれば、梯経済哲学の立脚する「全自然史的過程の思想」が、人間労働の資本主義的自己疎外を根源的に批判し克服する原理として構想されている点を明らかにしつつ、さらにその原理がマルクス『資本論』体系をも形成せしめた基底論理(→自然史的構想力)であることが分析されている。 B5判 |
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