言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010 |
形態種別 | 芸術活動 |
標題 | 長編映画 『君とママとカウボーイ』 (監督・脚本・編集・出演)
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執筆形態 | その他 |
概要 | 監督・脚本・出演・編集を担当。自身の故郷である横浜を舞台に、祖母が遺した家に暮らし中央卸売市場で働く青年の日常生活を、監督・出演を兼ねて描いた。主人公の生活の中の同じ要素・動きを、少しづつ変化をつけながら繰り返し扱うことにより全体を構成している。特別幸せでもなく不幸でもなく、いつまでも何も変わらない、まるで無為に思えるような日々の暮らしは、実は目に見えないぐらいの速度で変化していて、人は誰しもがその変化の過程でいつかは死んでいく。そんな自分なりに感じていた人生の本質を、良い/悪いなどの評価をすることなく描いた。当時の自身の生活や思想を、主人公の人物像に多分に取り込んだ半自伝的と言える作品である。こうした劇映画におけるドキュメンタリー的アプローチは、これ以降の作品でも繰り返し用いることになる。また、作中の出来事を極限まで削ぎ落とすことにより、「何も起こらないこと」をサスペンスとして機能させたところが特徴である。 |
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