言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/10 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 要支援・要介護高齢者と一般高齢者の主観的健康感の関連要因の特徴
|
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 老年社会科学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 39(3),341-351頁 |
著者・共著者 | 池田晋平,植木章三,柴喜崇,新野直明,渡辺修一郎,佐藤美由紀,安齋紗保理,田中典子,芳賀博
|
概要 | 本研究の目的は,要支援・要介護高齢者の主観的健康感に関連する要因の特徴を明らかにすることである.対象は北海道A市B区在住の要介護認定を受けている要支援・要介護と,要介護認定を受けていない一般高齢者である.それぞれの高齢者を2,500人ずつ無作為に抽出し,主観的健康感,身体,心理,社会的変数を郵送によるアンケートで調査した.有効回答はそれぞれ1,059人,1,699人で,それぞれの群においてロジスティック回帰分析にて主観的健康感に関連する要因を確認した.その結果,要支援・要介護高齢者は疾患,転倒,ADL,孤独感,情緒的サポートの受領が関連し,他方一般高齢者では疾患,転倒,IADL,外出頻度,孤独感が関連していた.以上のことから,要支援・要介護高齢者では,社会生活の技能よりも周囲の人々とのかかわりを充実させることで主観的健康感が良好に維持できる可能性が考えられた. |
|
|