言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 技術移転によるインドネシア人帰国者の心理と介護業界へのインパクト:経済連携協定医療人材受け入れプログラムを事例として
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執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 桜美林論考『言語文化研究』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 8,87-105頁 |
著者・共著者 | 浅井亜紀子・宮本節子
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概要 | 本研究の目的は、2008年に開始された日本とインドネシア二国間経済連携協定による医療人材受入れ事業の、インドネシアでの技術移転のインパクトについて検討することである。本研究では、EPA事業の技術移転を、インドネシアにおける介護領域における発展と、EPA帰国者の心理やスキルの影響の両側面について検討する。データ収集は、2010年から2016年での5回のフィールドワークによって行われた。その結果、インドネシアでの介護領域における高齢者クラブにおいては、日本の文化的実践にインドネシアの歴史文化的要素を合わせたハイブリッドな試みが見られた。介護コース開設においては、EPAの事例はインドネシア事業家の介護分野での開発の方向性を決める有用な材料となっていた。EPA人材の日本語とネットワーク力は技術移転を促進していた。また、EPA人材が日本で取り込んだ「介護福祉士」の専門性や職業倫理に対する認識の向上が、介護コースにおける技術移転を促進していた。 |
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