言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/08 |
形態種別 | その他 |
標題 | 性差は認知的多様性・意見の多様性をもたらすのか―企業内の意思決定に焦点を当てた実証研究―
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 国際戦略経営研究学会2024年度年次大会報告要旨集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 国際戦略経営研究学会 |
巻・号・頁 | 73-76頁 |
総ページ数 | 4 |
著者・共著者 | ◎坂本雅明
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概要 | 「ダイバシティ2.0」の名のもとに、日本では政府も企業も女性比率の向上に取り組んでいる。期待することは、①認知的多様性を通じたイノベーションや問題解決、および②意見の多様性すなわち男性が気づかない女性ならではの意見だ。しかし学術的には、前者の効果には否定的な意見が多い。男女の違いが認知的多様性につながるとは考えられていないからだ。後者についても、組織の立場での合理的検討が求められる管理職では、差が出ないとも考えられる。そこでこれら2つの効果を得られるかを確認すべく、管理職以上を対象とした定量分析を実施した。その結果、男女で思考様式が異なるという仮説は、概ね支持されなかった。一方で、男女で意見に差が生じるという仮説は、性別固有の立場や知識に関係する問題に限り支持された。 |
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