概要 | 都内の住宅地の一角に戦後直後建てられた小さな民家が今も残っている。1950年代、ここで夫婦と子供4人の6人家族がくらしていた。この家の普通の主婦だった、スズさんの 炊事、洗濯、裁縫といった家事労働の数々を記録した貴重なフィルムを残していた。スズさんの家族が体験した関東大震災、建物疎開や学童疎開そして横浜大空襲、 そして戦後の苦しい生活。これも多くの日本人が体験してきた。高齢者の心の底に封印されている戦中、戦後の記憶が、 体験者の証言と新たな資料映像により呼び起される。 若い世代にも昔の家事を知ることで今の生活を見直すきっかけとなるに違いない。 |