言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/10 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 運動に対する充足感が高齢者および高齢者の運動介入効果に与える影響 運動充足感と身体活動量からの検討
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執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本公衆衛生雑誌 |
巻・号・頁 | 59(10),743-754頁 |
著者・共著者 | 桜井良太, 藤原佳典, 深谷太郎, 齋藤京子, 安永正史, 鈴木宏幸, 野中久美子, 金憲経, 金美芝, 田中千晶, 西川武志, 内田勇人, 新開省二, 渡辺修一郎
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概要 | 運動充足感が高齢者の心身機能に与える影響と、運動介入終了後の運動充足感による介入効果の違いを明らかにすることを目的とした。地域在住高齢者260人(70.4±6.0歳)の運動充足感と身体活動量を2水準に別け、各測定変数を多変量分散分析を用いて検討した。また、運動介入群88人(70.3±6.2歳)の介入後の運動充足感を悪化群と維持・改善群に分けたものを独立変数とした反復測定分散分析を行った。介入は週2回、3ヵ月間の複合プログラム(運動・栄養教室、温泉入浴)を実施した。BMI、握力、最大歩行速度、WHO-5得点、SF-8下位8項目について高充足群は低充足群に比べ良好であった。介入後の運動充足感を独立変数とした反復測定分散分析の結果、通常・最大歩行速度、TUG、SF-8下位1項目に有意な期間の主効果が認められ、BMI、WHO-5得点、SF-8下位6項目、精神的自立性尺度に有意な群の主効果が認められた。身体活動量にかかわらず、主観的な運動充足感が高い高齢者ほど精神・心理的健康度が高いことが明らかとなった。 |
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