言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/05 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 地域在住高齢者における運動機能に対する自信の有無による運動機能の差異 転倒恐怖感との比較
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執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本老年医学会雑誌 |
巻・号・頁 | 50(3),369-376頁 |
著者・共著者 | 桜井良太, 藤原佳典, 安永正史, 野中久美子, 鈴木宏幸, 大場宏美, 深谷太郎, 渡辺修一郎, 新開省二
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概要 | 手段的日常生活動作に問題のない高齢者368名(平均72.2±5.6歳)について、属性、背景、運動機能とその自信度(運動機能自信度)、転倒恐怖感を調査し、運動機能自信度の関連要因を検討した。転倒恐怖感を有し、かつ運動機能に自信のない高齢者が21.2%存在する一方、転倒恐怖感と運動機能自信度が乖離する高齢者が44.3%存在しており、転倒恐怖感を有する高齢者は女性が多く、過去の転倒率が高かった。また、運動機能自信度の低い高齢者は外出頻度、主観的健康感が低く、服薬者、心疾患、下肢関節症罹患者が多く、運動機能自信度低下の有意な関連要因として外出頻度の低下、主観的健康感の低下、下肢関節症罹患、開眼片足立ち能力の低下が抽出された。本研究より、運動機能自信度は転倒恐怖感に関与し、転倒恐怖感よりも運動機能の低下を強く反映する指標であることが示された。 |
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