言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/03
形態種別 その他論文
標題 第1章 定年退職男性が地域資源化するプロセスに関する研究
執筆形態 共著
掲載誌名 厚生労働科学研究費補助金政策科学総合研究事業 平成22年度 総括・分担研究報告書 pp.10-27
著者・共著者 野村知子、杉澤秀博、友永美帆
概要 定年退職男性にとって、配食サービスボランティアは、人のため活動となるだけではなく、自分自身が元気になれる活動であることが明らかにされた。①生活リズムの回復、②居場所と仲間、③待っていてくれる相手の存在(利用者)の三要素によって、健康を回復し、やりがいを高めていた。活動で得た情報や生活体験の蓄積が、「地域貢献の認識」を形成し、次の地域貢献活動の原動力になっていた。
 さらに、地域組織への帰属と個人のソーシャル・キャピタルの醸成の因果関係においては、ボランティア活動という地域組織への帰属をとおして、個人のソーシャル・キャピタルが醸成されることが明らかになった。