言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/11 |
形態種別 | 著書 |
査読 | 査読あり |
標題 | 李恩民著『転換期の中国・日本と台湾:1970年代中日民間経済外交の経緯』(第18回大平正芳記念賞授賞)
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執筆形態 | 単著 |
出版社・発行元 | 御茶の水書房 |
巻・号・頁 | 360頁 |
総ページ数 | 325 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
概要 | 本書は1972年9月の日中国交正常化から1978年12月の中国における改革・開放政策の開始に至る6年間の日中関係の「転換期」において、「政府と民間」「政治とビジネス」がどのように連動し、中国・日本と台湾の関係にどのような影響を与えていたかという問題について、実証的解明を試みたものである。本書の成果は、国内外においてまだ十分に明らかにされていないこの6年間の中・日・台関係の実像を、文献史料と元外交官や国会議員への聞き取り調査をもって極めて細密に描き出した点にある。本書が従来の政府レベルの政治外交史の研究方法を踏まえた上で、民間レベルと経済的側面からのアプローチによる「民間経済外交」という方法を提起している点は、今後の台湾問題をめぐる国際関係を考える際にも有意義なものである。なお、本書は2002年6月に財団法人大平正芳記念財団より第18回「大平正芳記念賞」を授賞された。
A5判 全360頁 |
ISBN | 4-275-01892-3 |
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