言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/06 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 梯明秀における「西田哲学」批判の位相――『戦後精神の探求』再考への前哨として
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『中央大学社会科学研究所年報』 |
出版社・発行元 | 中央大学出版部 |
巻・号・頁 | (1(創刊号)),59-83頁 |
概要 | 本稿は、戦前における梯と西田幾多郎との思想交流の位相を解明しつつ、梯の戦時下の思想的抵抗について思想史の観点から論究したものである。具体的には、梯の戦時下の「暗い谷間」の言説(主要には「非常時局と合理主義」や「西田哲学を讃える」)に注目して、そこに展開される西田哲学(絶対無の立場に立つ過程的弁証法)への内在的理解と批判的な継承の仕方を梯の「絶対有の立場」に立つ場所的弁証法の中に見極め、梯の戦時下の時局認識と抵抗の思想構造の意義ないし限界を明らかにしようとしたものである。B5判 |
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