言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2015/02 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | Psychosocial Mediators between Socioeconomic Status and Dietary Habits among Japanese Older Adults
日本の高齢者における社会階層と食習慣の関連を媒介する心理社会的要因
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執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | The Journal of Nutrition, Health and Aging |
巻・号・頁 | pp.398-404 |
著者・共著者 | ◎Hidehiro Sugisawa, Tomoko Nomura1, Miho Tomonaga1
◎杉澤秀博・野村知子・友永美帆
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概要 | 【目的】本研究の目的は、日本の高齢者を対象として、社会階層と食習慣の関連を媒介する心理社会的要因を解明することにある。【方法】東京都下の市に在住の60歳以上の高齢者1,000人を無作為に抽出し、郵送調査を実施した。分析対象者数は552人であった。食習慣は、摂取食品の多様性の面から、社会階層は学歴と世帯収入で測定した。心理社会的媒介要因として、制御予測、自己効力感、社会統制、社会的支援を設定した。社会階層の間接効果は多重媒介モデルによって評価した。【結果】食習慣の学歴格差は、社会的支援を除く制御予測、自己効力感、社会統制という要因によって媒介されていた。特に、社会統制が最も大きな媒介効果をもっていた。これら3要因によって食習慣の学歴格差のほとんどが説明された。食習慣の収入による格差も、学歴格差の媒介要因と同じ要因によって媒介されていた。【結論】本研究では、制御予測、自己効力感および社会統制の3要因が社会階層と食習慣の関連を説明する媒介要因であることが明らかとなった。 |
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