言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1986/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 梯明秀における「物質」概念の構造と意義
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『中央大学大学院研究年報』 |
出版社・発行元 | 文学研究科篇 |
巻・号・頁 | Ⅳ(15),189-201頁 |
概要 | 本稿は、第1に梯明秀の戦前の諸労作(就中『物質の哲学的概念』)を中心に、そこに展開される「物質の現象学=形而上学」の原理が、客観的に実在する自己運動する主体的な物質であることをテクストに内在して究明したものである。さらに第2に、こうした究明を通して、社会と社会ならざるものとしての自然・物質が機械的に分離され、両者のいずれかに還元してこそ理解しうると考える既存のパラダイムの硬直性を打破する別様の可能性を、M.メルロ=ポンティの「野生の存在論」を触媒にして、見定めようとしたものである。B5判 |
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