言語種別 中国語
発行・発表の年月 1997/07
形態種別 著書
査読 査読あり
標題 李恩民著『中日民间经济外交 1945~1972』
  中日民間経済外交 1945~1972
執筆形態 単著
掲載区分国外
出版社・発行元 人民出版社(北京)
巻・号・頁 530頁
総ページ数 530
担当区分 筆頭著者,責任著者
概要 本書は、戦後日中関係を、両国の国交正常化以前に実質的に正規の外交に代わるものとして最も重要な役割を果たした民間の経済外交の視角から実証的に解明することを意図したものである。その意義は、この「民間経済外交」を、それを取り巻く国際環境・日本政府の外交政策との関連だけでなく、「経済外交」を担った民間の人々の思惑・経済諸団体の動向・日中友好運動の展開にも論及して、広い視野から考察したことにある。筆者は、日中両国の関係機関を訪問して各種史料を収集するとともに、直接「民間経済外交」に携わった関係者からの聴き取り調査も行って実情の解明に当たった。それによって、村田省蔵・高碕達之助・岡崎嘉平太ら「経済外交」の先導者やその周辺にいた人々がどのような期待と心情を抱いて荊棘の道を歩んだかが明らかにされ、また、敗戦直後の吉田茂の対中政策や首相就任以前の岸信介の動向などには従来余り論じられなかった興味深い論点も示されている。
A5判 全530頁
ISBN 7-01-002532-0