言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 演出の草創
―舞台監督から演出家へ―
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 劇:Drama |
出版社・発行元 | 劇場文化・ドラマの会 |
巻・号・頁 | (18),10-14頁 |
概要 | 西洋演劇に源をもつ演出という用語が、どのような過程を経て日本演劇に浸透していったのかを詳細に述べる。鴎外はドイツ語のRegieを「按配者」と訳した。それが「舞台監督」という用語になったが、この言葉は工事の現場監督のような印象を与えるために評判がよくなかった。「舞台監督」という用語から「演出家」への転換は伊庭孝の活動が中心となるものであった。だが「演出」という用語が確立していなかったために、「出演」と誤解されることもあった。今日に通じる、戯曲を解釈し上演全体を指揮する「演出」という理念は、小山内薫の尽力により、築地小劇場で確立したのである。 |
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