言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/10 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 建設発生土の不適正処理事例と移動の実態からみる課題と対策の提案
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執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 土木学会論文集G〈環境〉 |
出版社・発行元 | 土木学会 |
巻・号・頁 | 68(6),Ⅱ_177-Ⅱ_188頁 |
著者・共著者 | ◎藤倉まなみ・古市徹・石井一英
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概要 | 建設発生土の不適正処理が続いており,自治体が残土条例を制定する動きも継続している.本研究では,その課題の明確化と対策の提案を目的とした.収集した不適正処理事例からリスク,経済的動機,現行法の適用限界,パターンを整理し,ISM法による構造モデル化により不適正処理が排出側の構造と受入地側の構造によることを示した.また神奈川県の2010年度場外搬出データを分析し,公共工事の建設発生土は民間工事に比べ,移動距離と搬出先数が有意に小さく,通達の効果があること,市町村の残土条例は,建設発生土の搬入に対して抑止効果も増加効果も認められないことを示した.都道府県の条例を比較検討し,循環型社会形成推進基本法を根拠として排出者責任を具体化する立法が必要であることを示し,そのための具体的な規制内容等を提案した. |
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