言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | その他論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 高校・大学・地域連携サービスラーニングにおけるパートナーシップ構築とその課題―文化的・言語的に多様な生徒の公正な教育環境づくりを目指してー
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 唐木清志(編)『初等中等高等教育におけるパートナーシップに基づくサービスラーニングの実装化』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 97-108頁 |
総ページ数 | 12 |
概要 | 本研究では、まず、文化的言語的に多様な背景をもつ高校生を取り巻く教育環境の問題について取り上げ、Service-Learning(以下、SL)実践で目指す公正な社会のあり方を考える。そして、東京都立町田高等学校定時制課程、外国につながる若者を支援する任意団体「カパティラン」、そして桜美林大学が中心となって行ったSL活動の成果と課題について紹介する。特に、このSL活動に関わる人々の関係構築の過程とその関係性の質に着目し、CLD児童生徒の公正な教育環境づくりのために求められる関係者間のパートナーシップの在り方について考察する。具体的には、Bringle, Officer, Grim, & Hatcher(2009)による「パートナーシップ・ネットワーク(Partnership network)」の概念、および、Bringle, Clayton, & Prince(2009)が提唱する「ETTモデル」つまり「搾取的(Exploitive)―取引的(Transactional)―変容的(Transformational)」関係性のモデルを基に、高校―大学間、地域団体―大学間というステークホルダー間の関係性を分析する。その上で、本研究におけるSL活動が目指す社会に近づくために、どのような関係性を構築していくべきかを検討する。 |
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