言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000/03 |
形態種別 | その他 |
標題 | 高齢者の「こころ」事典
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執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 中央法規出版 |
巻・号・頁 | 204-205頁 |
著者・共著者 | 監修:日本老年行動科学会 編集代表:井上勝也・大川一郎 共著者:井上勝也、荒木乳根子、大川一郎、大山博史、岡本多喜子、小池眞規子、佐藤眞一、高橋正雄、谷口幸一、久松信夫 他108名
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概要 | 高齢者の心に関わる問題をできるだけ広い範囲から集め、今までに得られている知見や考察や議論に関して執筆された。心理、社会、医学、看護、介護、リハビリテーション、運動・スポーツ、学習・教育、心身障害、社会福祉、法律などの領域を網羅した内容である。 A5版 全433頁 本人担当分:「8「痴呆」、9「不安・訴え」」を単著。 痴呆性高齢者の抱く不安感がさまざまな行動を示す。それは、訴えの多さであり、徘徊などであったりする。これらの行動背景の中心は記憶障害である多くは病識がないために周囲の人びとから物忘れを指摘されて不安感を抱くことも多い。自己喪失感を伴う場合は、訴えとして何度も同じことを聞くという行動も現れる。そのため、不安を抱く理由、背景を理解した上で、不安感を抱かせないような対応や環境づくりが必要である。ここでは心理的アプローチを例に挙げ、痴呆性高齢者に人間としての尊厳や自信を回復させると論じている。またケアする家族へのサポートも必要である。 |
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