言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 社会変容のためのService-Learningの取組を目指してー横浜市内の公立小学校における外国につながる児童への支援体制づくりの実践と課題ー
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執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 『サービスラーニングの実践と研究』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (4),18-35頁 |
総ページ数 | 18 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | ◎川田麻記, 横溝亮
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概要 | 本稿では、外国につながる児童生徒の学習支援体制づくりを目指して、横浜市内の公立小学校2校で行ってきた日本語学習支援サービスラーニング(Service-Learning, SL)の実践を批判的に振り返り、SLの理念に立ち返って、過去の取組の課題を整理した。まず、年少者日本語教育や日本語教育人材育成という分野におけるSL実践では、児童のことばの習得や成長・発達に関わる内容と併せて、SL実践者自身が子どもの学習権や人権に関わる問題、そしてそれらを含む社会の構造からくる不公正を批判的に問う姿勢をもって、児童と学生の相互の学びをデザインすることが重要であることを指摘した。その上で、こうした取組が社会変容に資する実践として機能していくために、小学校と大学が対等な立場で真に互恵的なパートナーシップを構築していく必要性があることを述べた。また、外国につながる児童の学びを小学校・大学を含む社会全体で支えていく体制を共に創っていくことを目標として、日本語学習支援SLの実践コミュニティを形成し、多様な主体(人々・組織)が対等で親密な相互作用を重ね、互いに成長・発展していく変容的関係性のネットワークを拡大していく道筋を提案した。 |
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