言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1998/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 演出の黎明
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『東京都専修学校各種学校協会研究紀要』 |
巻・号・頁 | (34),229-235頁 |
概要 | 演劇上演における「演出」という意識は、何をきっかけにして生まれてきたのか。それはリアリズム戯曲、あるいは自然主義演劇と称される近代戯曲の出現である。しかし今日に通じる近代戯曲のテーマは当時の俳優たちには理解されなかった。そのために戯曲を解釈する役割が要請されてきたのである。戯曲の文学的テーマを深く理解することのできる知性が、上演現場に現れたことにより、演劇の質的向上もなされたといえよう。またヨーロッパで芽生えた「演出」という意識は、日本における新劇の誕生を促したのである。 |
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