言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 “Two functional aspects of da”
執筆形態 単著
掲載誌名 Fons Linguae
掲載区分国内
出版社・発行元 関西外国語大学大学院研究論集委員会
巻・号・頁 20,21-41頁
総ページ数 20
概要 一般的にコピュラとして扱われてきた日本語の断定の助動詞「だ」は、客観的な事実を表わすという見方と、話者の主観を表わすという対極的な見方の二つが存在し、古くから議論されてきた(時枝, 1941; 服部, 1957,etc.)。本稿は、このような「だ」の持つ二面性を Maynard (2002) に従い、informational da と emotive da という二つの機能的側面に分けて考察した。特に、統語論的違い、聞き手の存在の意識、終助詞「よ」との共起関係、プロソディの特徴という四つの観点から「だ」の二面性を考察した。