言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000/04 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | 日本語の主語をめぐる問題
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『日本語学:臨時増刊号』(『Japanese Linguistics』) |
出版社・発行元 | 明治書院 |
巻・号・頁 | 19(5),88-99頁 |
概要 | 「主語」は関係概念の一つであり、述語やそれに従属するほかの名詞句との関係を参照しない限り、明瞭な説明は得られない。日本語において主格は助詞ガを中心にして成立するが、一文中に主語の現れないことも決して稀ではない。逆に、文によって主語が二つ以上現れるなど、日本語において主語はその自堕落とも思える構造の象徴と見なされてきた。それにもかかわらず日本語において主語が不可欠な概念であることを、ヨーロッパの主要言語からデータを比較対照しながら、日本語の複合助詞との関連で論じる。
A5判 |
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