言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1987/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 変容する薔薇 -イェイツにおける女性のイメージ
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『東洋大学大学院紀要』 |
巻・号・頁 | (23),293-306頁 |
概要 | 「ケルト的薄明」の夢幻の境地で詩的出発を遂げたイェイツが最初に描いた理想の女性像は、魚から美しい少女に変身し消えてゆく妖精、という超自然的なイメージであり、これは神秘的で到達しがたいものを憧れる彼固有のロマンティックな性向によるものである。この気質はまたロマン派、そして世紀末耽美主義の美的伝統に通底する。彼の詩には、この美意識を代表する「情なき美女」のイメージが、あるときは水の女、あるときは火の女、石の女となって現れる。具体的に作品を挙げながら、それぞれの女性像の特徴と変遷を辿ってみた。 |
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