言語種別
日本語
発行・発表の年月
2010/04
形態種別
大学・研究所等紀要
標題
時間量表現前置構文の描写的特徴
執筆形態
単著
掲載誌名
言語情報科学
出版社・発行元
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
巻・号・頁
(8),67-83頁
概要
本稿では、時間量表現前置構文の描写性特徴について論じた。同構文は時間量表現が示す期間全体に対する描写を表し、述語は内部が均質的であり、しかも終結点を有するという特徴を持つ。そのため、限界点のない線的な概念は、同構文に用いられる際、限界性を内在する“都”(みな)類副詞と共起しなければならない。これに対して、終結点を持つ線的な概念は、“都”(みな)類副詞と共起せず、そのまま同構文に用いられる。これが“都”(みな)類副詞の出現の有無を左右する要因であると考える。
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