言語種別 | 中国語 |
発行・発表の年月 | 2003/10 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 従語料看“従X到Y”的両種句式
言語データから見る二つの“从X到Y”
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 漢日語言研究文集 |
出版社・発行元 | 北京出版社・文津出版社 |
巻・号・頁 | (6),212-225頁 |
概要 | 本稿はデータベースの分析に基づき、「从X 動詞 到Y」と「从X到Y 動詞」を異なる構文として捉え、日本人中国語学習者が間違えやすい“*从家 到医院 跑了”のような文が容認できない理由を明らかにした。日本語では「家から病院まで走った」と「家から病院まで一時間かかった」は両方とも「XからYまで 動詞」の形であるが、対応する中国語は“从家 跑 到医院”、“从家 到医院 跑了一个小时”と、それぞれ「从X動詞 到Y」、「从X到Y 動詞」の構造となる。中国語におけるこの両者の違いは、前者は移動の事象を表すのに対して、後者はXY二点間の均質な状態を表すということである。したがって、“*从家 到医院 跑了”が言えないのは、移動の事象を表すにも関わらず状態的な述べ方の構文を用いたためであるということを明らかにした。 |
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