言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/02 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | The Remains of the Day に見る弁解の文体
|
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『桜美林短期大学 紀要』 |
巻・号・頁 | (40),pp.1-16頁 |
概要 | Kazuo Ishiguroの小説,The Remains of the Dayの語りについて考察した。一人称の主人公による数日間の旅の間の日記に似た形式の語りをとりながら、ナレーターは「現在」の出来事によって喚起される過去を回想する。信用できない語り手としてのナレーターである執事に、過去と現在を交錯させながら、想定された読者あるいは聞き手にむけて真実を語ると見せかけて、多くのことが隠されていることがその語りから透けて見えてくる。このナレーターに特徴的な表現方法、また、真実を隠しながら過去を正当化しようと言いくるめるナレーターの心情がどのような言葉によって示されているのか考察した。 |
|
|